特許翻訳者になるために

勉強方法が正しいのか不安で手が止まったら「フルーツ大福」を思い出す

何か新しいことを勉強するとき、勢いで始めてみるものの、進めていくうちに不安になるなんてこと、ありませんか?

私がそうでした。

特許翻訳の勉強を始めたとき、やらなければいけないこと(自分に足りていない知識・力)は山積みだし、とにかくがむしゃらにやる自分がいるものの…… ふと不安になるときがありました。

特に、毎日通学するような、ある程度明確なカリキュラムが組まれているスクールなどでの学習ではなく、家で黙々と進めるタイプの学習をされている方、同じよな気持ちになる方もいらっしゃると思います。

そんな方にお伝えしたいこと。

「このやり方であっているのだろうか」と不安になったときは、フルーツ大福を思い出してください。

学習は、フルーツ大福です。

イメージ的にはこんな感じですね。

画像はこちらからいただきました

写真で見ると、美味しそうでよね。それは「目で見えているから」。そして一番は、目で見た上で、「食べたことがあるものでできている」とわかるから。

もし、この物体(フルーツ大福という名前も知らない)を人生で初めて食べるとしたら?しかも目を閉じたまま。想像してみてください。

・食べて初めて出会う具材たち

・噛んでみるまで味がわからない

・大きさがわからない。食べきれるだろうか

・食べ終えるのにどのぐらいの時間がいるのか

これは勉強を進めるときの心境に似ています。

分からないこと、知らないことがたくさん出てきて、ひとつひとつのことが手探り。やってみて面白いと感じるものもあれば、やっぱり少し苦手だなと思うことも。この段階では、出口などもちろん見えていません。新しい世界を目指して進んでいるとき、人は希望に満ち溢れていますが、勉強を進める中で、ふと不安になるときもあります。

もっと具体的に書きましょう。

ネットにあふれる参考ページ、SNSで毎日流れてくる情報(同じようなことをやっている人からの情報)は大いに参考になり、気付きを自分の中に取り込むことで、勉強が加速します。

しかし、本音を書くと「私はここまでできていないんだ」「やはり私はセンスがないのだろうか」「そんなこと思いつかなかった」「やり方が間違っているのかな……」と、落ち込むこともしばしば。

フルーツ大福を思い出す

そんなとき私はフルーツ大福を思い出します。大切なことは「とにかく食べること」。なぜなら、フルーツ大福って、どこから食べたって結局同じなんです。

でもこれって、最後まで食べきった人がわかることなのです。

初めての具材(わからないこと)が出てきたり、この食べ方(自分のやり方)で正しいのかな?と不安に思うたびに手を止めてしまうのでは、前に進みません。万人に共通する正解などないのです

とにかく食べるのです。

イチゴに出会い、パイナップルに出会い……それをくり返す中で、「あれ、フルーツ?もしかすると他のフルーツも入っているのかな?」と気付きがあります。しかし、これは食べ進めた人しか出会わない気付きなのです。

具材には全く当たらなくても、皮の部分を食べ進めることで、「もしかして形は丸っこいのかな?」とわかることがあります。

食べ方(自分の勉強方法)に不安を抱いて止まってしまいそうになったときは、フルーツ大福を思い出します。「次のひと口で変わるかもしれない」。そして、これをひたすらくり返した先に、見えるものがあると。

まずは食べ進めること

食べる方向が仮に少し違っていたとしても、気付きの順番が違うだけで、結局は同じかもしれませんよね。大切なのは、まずは全部食べてみること細々したことで迷わずに、最後まで食べきった者勝ちなのです。

外から入ってくる情報や、同じように学習している人の動向は大きな励みにもなります。しかし、人がやっていることのレベルが高すぎて、「私にはあそこまでできない」「私はやっぱり向いていないのではないか」なんてネガティブな感情がわきあがりそうになります。

そんなときこそ、フルーツ大福を思い出してみてくださいね。

まずは、「食べ進めること」ですよ!

※アイキャッチの画像はこちらからいただきました
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